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越後札紙株式会社の歴史

「製品に付加価値を」創業140年の歴史と哲学が進化の原動力

ハイデルベルグの活版印刷機
ハイデルベルグ社の活版印刷機機

「札紙」のトップメーカーから産業用ラベルシールのメーカーへ。

札紙の読み方は「ふだがみ」です。かつて着物が日常着の主流だった時代において、織物の販売に欠かせない部材でした。

老舗として貫いてきた哲学が、時代の変化に柔軟に対応し、お客様の多様なニーズに応える技術と品質を支えています。

呉服流通を支えた「越後札(えちごふだ)」

呉服流通を支えた「越後札(えちごふだ)」
社名の由来の「札紙(ふだがみ)」と呼ばれる呉服用の値札

越後札紙株式会社は、新潟県小千谷の地に1885年(明治18年)創業しました。現在まで続く社名の由来である「札紙(読み方はふだがみ)」と呼ばれる呉服用の値札(和紙製の商品タグ)の製造が生業(なりわい)でした。洋装のほうが珍しかったこの時代、呉服は日本の主力ファッション産業。全国で10軒ほどあった札紙業者のなかの1つとして、小千谷から全国の呉服流通の一端を担っていたのです。
特に、小千谷地方には3軒もの札紙業者があり、小千谷の札紙は、その品質の良さから全国に広く知れ渡りました。

江戸時代から使われていた札紙の生産が小千谷地方に根差し、産業として隆盛したのには理由があります。江戸時代の頃から特徴ある織物「小千谷ちぢみ」の生産が盛んで、出荷する反物に付ける札紙製作もおこなわれたこと。そして、その材料が雪に晒して作られた真っ白な和紙だったこと。
白く美しい札紙は呉服商の美意識にかない、「越後札(えちごふだ)」と呼ばれるブランド札紙となって、小千谷ちぢみとともに全国に広がっていきました。

「越後札」のトップメーカーへ

越後札紙
社名の由来の「札紙(ふだがみ)」と呼ばれる呉服用の値札

越後札紙が製造する「越後札」には、白さ、美しさにプラスして、台紙からのびる「こより」部分が丈夫で、固さと柔軟性のバランスがよく、反物に結びやすい点に大きな特徴がありました。

札札紙を製造するにはまず、中芯用に漉いた厚手の紙を2枚の和紙で挟み込み、でんぷん糊で貼り付けます。三層に重ねた台紙を三角形に断裁し、両面の薄い2枚の端を職人が指先で撚(よ)って「こより」にして完成させます。三層の台紙を貼り付けるでんぷん糊は、こより部分を撚る作業をやりやすくし、こよりに適度な硬さを持たせる役割を果たします。
越後札紙は、でんぷん糊を練る時の温度や練り具合などをを工夫し、撚り作業がしやすく、こよりがしっかりと強く、固く加工できる、最適な糊を作り使用していました。こうして使い勝手がよく、品質の高い札紙が生み出されました。

高級呉服にふさわしい美しさと、現場での扱いやすさを備えた越後札紙の「越後札」は、全国の呉服商や有名百貨店にこぞって採用されました。商標として「越後札」を使用できたのは越後札紙だけです。やがて「呉服札なら越後札紙」の評判が定着し、越後札紙は地域を代表するメーカーへと成長していきました。

ブランディングの役割を果たす「越後札」

取引先の要望に応えてオリジナルデザインの札紙を製作するため、越後札紙では店名やマークを印刷する技術や設備を導入。ドイツから輸入したハイデルベルグ社製の最新型印刷機を駆使して製造した「越後札」は単なる値札としてだけでなく、反物に店舗ブランドという付加価値をプラスする役割を担うようになりました。

第二次世界大戦期に、経済統制や深刻な物不足、納品先である百貨店の営業規制に加え、軍需対応を余儀なくされたことなどから、「越後札」の製造は一時途絶します。しかし戦後、麻を素材とする小千谷ちぢみの技術を絹織物に応用した「小千谷紬」の事業に参入し、札紙の印刷製造との両輪で事業を進め、社業も順調に伸びていきました。

ラベルシール製造への転換

工業用ラベル・シール

日本の繊維産業は1970年代、着物から洋服への生活様式の変化と低価格な化学繊維や輸入製品の影響を受けて著しく衰退します。越後札紙も例外ではなく、厳しい状況から再興へと導いたのが、思い切った業態転換でした。

大学で機械工学を学び、大手タイヤメーカーでインダストリアル・エンジニアリング(IE)に基づいた製造現場の改善と生産性向上推進業務に携わっていた髙野史郎現社長が五代目当主に就任。織物業を廃業し、新たな設備を導入して1981年にラベル・シールを印刷、製造する事業をスタートします。

お客様の製品に付加価値を

印刷設備
工場内の風景

IEの知見に基づき生産体制を整備・拡充し続けるとともに、東京営業所を通じて大手メーカーに積極的に製品提案と営業を展開する越後札紙は、時代変化への柔軟性と、顧客のニーズにきめこまかく応える技術・サービスを提供するラベル・シールメーカーへと成長していきます。

「越後札紙」という社名には、糊の探求や工夫、オリジナル印刷ニーズへの対応によって自社の「越後札」を特徴づけ、全国の百貨店を顧客として発展した企業ルーツへの誇りが込められています。
同時に、140年にわたり大切にしてきた「お客様の製品に付加価値をプラス」することを、これからも事業の使命、そして哲学として継承していく姿勢の表明でもあるのです。

越後札紙の沿革

1885年(明治18年) 呉服用の値札(呉服札)で創業
1950年(昭和25年) 小千谷紬織物を始める 東京九段に営業所開設
1981年(昭和56年) 織物を廃業 ラベルシール印刷を開始 PC45平圧機 以後毎年7台 導入
1988年(昭和63年) 東京江東区に営業所移設
1990年(平成2年) シール機半輪転RUH50 導入
1991年(平成3年) シール機PC45MWL半輪転RU50、PC45UV 導入
1992年(平成4年) 製版設備一式 導入
1994年(平成6年) ロータリー印刷機5C 導入
1996年(平成8年) 第2工場完成500平米、間欠シール機5C、ロータリー印刷機4C、高速スリッター 導入
1998年(平成10年) クリーンブース、クラス1000(パーティクル0.3μ)設置、除塵システム装置開発特許出願、フォーム用PC45-30MW、パワーマックシステム 導入
2001年(平成13年) ロータリー機無地抜き用 導入
2002年(平成14年) ISO9001-2000取得
2004年(平成16年) ICタグ・ラベル製造装置1号機完成
2005年(平成17年) ICタグ・ラベル製造装置2号機完成
2006年(平成18年) 間欠2号機4C導入  ICタグ用検査装置導入
2007年(平成19年) ICタグ3号機 導入
2009年(平成21年) ロータリー機搬入裏表刷り専用機 導入
2010年(平成22年) 長岡工場取得600坪 建坪800平米、グラビア印刷開始
2012年(平成24年) デジタル印刷機シュアプレス 導入
2013年(平成25年) CTP装置 導入
2015年(平成27年) 大型UVインクジェットプリンター 大型プロッター 導入
2018年(平成30年) ISO9001-2015 2015年版移行 本社にて取得
経済産業相より地域未来牽引企業の選定を受ける
2019年(平成31年) 100年企業顕彰 経営大賞 関東経済産業局長賞受賞
2018年(平成30年) コニカODP機 導入
2023年(令和5年) 間欠印刷機5C 導入
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