ラベルプリンターの方式や使用できるラベルについて
弊社のお客様の中には、弊社に依頼しオーダーメイドした無地ラベル(何も印刷されていないラベル)を、自社においてラベルプリンターを使用し、管理情報などを印字し使用されているお客様もおられます。
弊社でいただくお問い合わせの中で、クリーンルームラベル®や極低温環境対応ラベルなどの特殊機能性ラベルでは、製造工程管理や個体管理の用途で、自社でラベルプリンターで印字して使用したいというご要望を多くいただきます。
特にクリーンルームラベル®のような無塵ラベルは、一般流通で購入できるサプライ品がほとんどないため、弊社へご依頼いただき、オーダーメイドで製造した製品で運用されているお客様が多くあります。
さまざまな現場で使用されているラベルプリンターには印刷方式が何種類かあり、印刷方式によって、使用できるラベルの材質が異なってきます。
ラベルプリンターとは
ラベルプリンターとは、ラベル形状にカットされた無地ラベル(何も印刷されていないラベル)をロール状に仕上げた物をセットし、連続印字が可能なラベル印字に特化したプリンターです。
製造の工程管理、在庫管理、備品管理、レンタル品の管理のための管理コードや情報の表示ラベル印字、物流における宛名印字などで使用されています。
なぜ、わざわざ「ラベル専用プリンター」なのか
A4、A3などの用紙をプリントする平版プリンターでOAラベルのような多面付けカットされたタックシートに印字する場合、印刷がズレた場合、1シートがまるまるダメになります。もし、30面付けのタックシートだった場合、30枚のラベルを無駄にすることになります。また、全てのラベルに印字せず、半分だけ印字して使用した場合、残りのシートを再度プリンターにかけると紙詰まりのリスクが高まります。
一方、ラベルプリンターでの印字は、ロール状に仕上げられたラベルが1枚1枚繰り出され、それに印字するため、印字位置調整や印字ズレの対応で無駄になる量が抑えられます。可変情報の印字も連続でどんどんおこなわれ、印字後のラベル貼付の作業効率も良いことから、作業性、作業効率の点で「ラベルを印字して運用する」という用途おいては、圧倒的に有利です。
ただし、単発でスポット的に少量のラベル印字が必要など、ラベル使用量が少ない場合はその限りではありません。
ラベルプリンターの印字方式の種類
ラベルプリンターの印字方式は何種類かあります。方式によって使用する印材の違い、使用できるラベル材質の違い、用途による向き不向きがあります。各方式の説明とともに、どんな用途に向いているかを説明していきます。
熱転写方式ラベルプリンター
インクリボンという、インクを塗布した帯状のフィルムを用い、プリンターのヘッドで熱を加え、文字やバーコードなどを転写させる方式のラベルプリンターです。
インクリボンのインクは耐久性に優れ、長期保管する場合などの管理用ラベルの印字に適しています。
印字できる用紙の幅も広く、フィルム系の材質から紙系の材質まで、さまざまな材質に印字できます。とはいえ万能というわけではないので、使用するラベルでの事前テスト印字が必要となる場合もあります。
インクリボンには「ワックス」「セミレジン」「レジン」があり、ワックスは紙系のラベルに、レジンはフィルム系のラベルに印字する場合に使用します。セミレジンはワックスとレジンの中間に位置し、ユポなどの合成紙や表面コートされた紙系ラベルと相性の良いリボンです。印字できる色は基本的に黒1色となります。赤や青などのインクリボンも用意されてはいますが、同時に黒と赤の印字のようなことはできず(中には2種類のリボンをセットできる機種もありますが一般的ではありません)、単色での運用が基本になります。
感熱式ラベルプリンター
表面に熱に反応し変色する特殊な化学物質を塗工したラベルを使用し、プリンターのヘッドで熱を加えることで、熱せられた部分を変色させ文字やバーコードなどを印字(出現)させる方式のプリンターです。身近なものでは、レシートの印字の多くがこの方式での印字です。
熱転写方式ではインクリボンが必要でしたが、感熱式ではインクを使用しないためランニングコストを抑えられます。一方で、耐久性が低く、時間の経過や光の長期間の照射などで、印字した内容が薄くなって消えてしまう場合があります。
また、印字に際しては、熱に反応する塗工がなされた専用ラベルが必要となり、使用できる用紙の種類が限定されます。印字できる色は黒1色となります。
長期保存の必要がない日配品の成分表示、流通用の宛名ラベルなどで多く使用されます。
インクジェット方式ラベルプリンター
ヘッドからカラーインクを射出しラベルに直接印刷する方式のラベルプリンターです。カラーインクジェットプリンターをラベル印刷に特化し設計されたプリンターです。
高精細なカラー印刷が可能で、写真やイラストが入ったラベルの作成に適しています。個人のショップで商品ラベルを内製化したい、カラーラベルの印刷を内製化したいといった場合に適しています。ただし、取り扱い数量が元々多い、大幅に増えるような場合には、弊社のようなシール・ラベル製造会社へ依頼した方がコストメリットが出る場合があります。
使用できる用紙は、インクジェットプリント専用の表面塗工された用紙を使用する必要があります。専用用紙でないとインクの乾燥や定着がうまくいかず、インクが乾かない不具合がおこります。特にフィルム系の素材では、インクをはじいて正常に印刷されません。非コート系の上質紙などは、インクが紙に染み込むため専用ラベルでなくても印刷できる場合もありますが、プリンターメーカーによってインク成分が異なり、問題が出たり出なかったりしますので、事前の印刷テストが必要になります。
ラベルプリンターにはロール仕上げのラベルが必要です

ラベルプリンターを使用する場合は、どの方式のラベルプリンターを使用する場合でも、機械の構造上、ロール仕上げされた状態のラベルが必要となります。プリンター後方にラベルロールをセットし、それを送り出しことによって連続ラベル印字が可能になります。
機種によって、搭載できるロールの最大直径が変わってきます。またラベルを巻き付ける芯管(中心にある円形の筒)のサイズにも種類があり、搭載可能なサイズが限られる場合もあります。
なぜシール・ラベル印刷会社にラベルプリンター用ラベルを依頼するのか
ラベルプリンター用のロール仕上げのラベルは、プリンターメーカー各社からサプライ品か多数販売されています。では、なぜそれらを使用せず、弊社のようなシール・ラベル印刷会社に依頼するのか?
さまざまな理由が考えられますが、代表的なものとしては以下のようなものがあります。
求めるラベルサイズがラインナップされていない
ラベルを貼りたい物のラベルを貼る面積が限られ、サプライ品の中にぴったりのサイズが無い。そんな場合はシール・ラベル印刷会社に依頼してオーダーメイドで製造するしかありません。
大量に使用するので、サプライ品購入では費用がかさむ
大量にラベル消費される場合、単価積算でサプライ品購入をしていると費用がかさんでしまう。そんな場合には、コストメリットを出すためにシール・ラベル印刷会社にロールラベルの製造を依頼する場合があります。
サプライ品ではラベル使用環境に対応できない
特殊な環境で使用するラベルのため、サプライ品の材質では環境対応できない。そんな場合には、シール。ラベル印刷会社に依頼し、使用環境に適した材料でラベルを製造する必要があります。
弊社においては、クリーンルームラベル®、極低温環境対応ラベル、耐熱ラベルなどがまさにそれらにあたり、弊社のようなシール・ラベル印刷会社へ依頼しないと対応できません。
上記のような極端なケースでなくても、サプライ品の使用で、はがれてくるなど不具合がある場合にお問い合わせいただくケースもございます。
無地ではなく、社名ロゴや枠線などの事前印刷が必要
製造現場などで使用される主流のラベルプリンターは、熱転写方式や感熱式が多く、それらは単色印刷が基本です。そのため、社名ロゴが印刷されたプリンター用ラベルを使用したい場合などに、シール・ラベル印刷会社に依頼することになります。
GHSラベルなどで、危険表示のピクトグラム印字が必要な場合には、赤色の菱形罫線の印刷をシール・ラベル印刷会社に依頼し製造したものを使用するといったケースもございます。
シール・ラベル印刷会社にラベルプリンター用ロールラベルを依頼する際のポイント
シール・ラベル印刷会社にラベルプリンター用ロールラベルを依頼する場合、以下項目の情報を事前に整理し伝えていただくと、やり取りがスムーズに運びます。
- ・使用プリンターのメーカー名と型番
- ・プリンターに搭載できるロールの最大直径と芯管のサイズ
- ・ラベル使用用途
- ・お客様の課題感(シール・ラベル印刷会社へ依頼する理由)
- ・希望するシール・ラベルのサイズと形状
- ・社名ロゴ等の印刷の有無
- ・ラベル使用環境
- ・考慮すべき特殊な要素(クリーンルームで使用する、非常に高温になるなど)
- ・製作数量、希望納期
越後札紙では可変情報の印刷を含めてご依頼を承ります
内製化して自前でプリンター印字するのはかえって手間。ラベルプリンターの導入までは考えていない。でも、個別のシリアル番号が入ったラベル、管理バーコードが入ったラベルが必要。そんな方は、ぜひ越後札紙にお問い合わせください。ご希望サイズのラベルに可変情報印刷をした状態の製品を製造します。まずはお気軽にご相談ください。
シール・ラベルの依頼は、経験豊富な越後札紙へ
越後札紙は、多種多様なシール・ラベルを製造してきた経験と知識を蓄積しております。
用途や使用環境、お客様の課題に合わせて検討し、ご要望に適したシール・ラベルをご提案いたします。
シール・ラベルに関するお問い合わせ、ご相談、ご依頼は、お気軽に越後札紙へお声がけください。
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