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シリコーンとシリコン。似ているようで違います。 

シリコーンとシリコン。似ているようで違います。越後札紙のクリーンルームラベル®は、お客様の用途やご要望に最適なご提案ができるよう、3つの基本仕様で展開しております。その中のひとつにシリコーンフリー仕様があります。この「シリコーン」という名称、化学などの専門的な知識が無いと、字面が非常に似ていることから「シリコン」と混同して誤用してしまう可能性があります。

シリコーンとシリコン。似ているけれど別物です。

日常生活の言葉の中での「シリコン」の使われ方が、「シリコン」と「シリコーン」の違いを見えなくする。

私たちが日常生活の中で使っている「シリコン」という言葉。正確には「シリコーン」の場合がほとんどです。

「シリコーン」と「シリコン」。字面的に伸ばすか伸ばさないかの違いにしか見えないでしょう。「シリコンを英語的に正しく表記するとシリコーンということではないの?」
化学の知識がないとこんな誤解をしてしまうかもしれません。かくいう私も、かつてはこのような誤解をしていました。そもそも「シリコーン」「シリコン」という字面の違いにすら気がついていませんでした。

私たちの日常の中では、シリコン製調理器具、シリコンスプレーなど「シリコン」という言葉が使われ、熱に強いゴム、滑りをよくする成分などのイメージが定着しています。実はそれらは「シリコーン」の特徴であり、先にあげた製品に使われている材料はシリコンではなく「シリコーン」です。

英語表記にすると見えてくる。シリコンとシリコーンは別物という事実。

シリコンを英語表記すると「Silicon」、シリコーンを英語表記すると「Silicone」。おや、おや? どうやら、シリコンをより英語的に正しく発音するとシリコーンということではないようですね。

さらに詳しくみていきましょう。Silicon とはケイ素という元素の英語名です。半導体で使われるシリコンは、高純度のシリコン単結晶構造からなる金属ケイ素である必要があります。これは、酸素とケイ素からなるケイ石から、ケイ石に含まれる不純物をできる限り取り除き、ケイ素(シリコン)だけを取り出すことで作られます。

一方、Silicone とは、ケイ素を元に人工的に作られた有機ケイ素化合物です。有機物と無機物の特徴を兼ね備え、多くの優れた特性を持っています。ゴム、オイル、パウダーなどさまざまな形状があり、いろいろな分野で幅広く使用されています。
身近なところでは、シャンプーの指通りをよくしたり、髪の表面を保護するための成分として配合されたり、軽くて柔軟性があり熱に強い調理器具の材料として使われたりしています。ラベルにおいては、セパレーター(台紙)にシリコーン樹脂を塗布することで、セパレーターからラベルが剥がれやすくなるようにするために使用されます。

このように、シリコンとシリコーンは全くの別物です。しかし、元となる元素の一部がシリコンであること、シリコーンゴムやシリコーンオイル、シリコーン樹脂などと言う時に、伸ばすと言いづらいなどの理由で、シリコン〇〇と縮めてしまう場合があり、誤用、混同の原因となっています。きちんと内容を理解していないと、簡略化が誤知識の定着をまねいてしまいます。

シャンプーのコピーでよく見かける「ノンシリコン」。正確には「ノンシリコーン」であり、よりナチュラルな成分にするため、髪の表面保護や指通りをよくするためのシリコーン(化合物)を使用していないということになります。

シリコーンの優れた性能を生み出す「シロキサン結合」。結合の仕方によっては悪影響も…

シリコーンの、有機物と無機物の特徴を併せ持つ優れた性能を作り出す鍵のひとつがシロキサン結合です。

シロキサンとはケイ素と酸素が結合した化合物で、この結合(シロキサン結合)がシリコーンの主骨格を成します。結合構造の数が多いと沸点が高くなります。たとえばム状の場合、一般的なゴムが80℃程度で溶けてしまうのに対し、シロキサン結合のシリコーンゴムは150℃以上の高温にも耐える耐熱性をもたらします。

逆に結合構造の数が少ないと低分子シロキサンと呼ばれ、低い温度でも気化してしまいます。この気化(ガス化)した低分子シロキサンが周辺に付着しシリカとなることで、さまざまな物に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。半導体では特性変化、電子機器では接点不良、光学レンズではレンズのモヤ、くもりの発生などの不具合の原因となる場合があります。

クリーンルーム内ではシロキサンに注意が必要になる場合も

製造環境にクリーンルームが必要な産業、特にハードディスク、光学レンズの製造などにおいて、クリーンルーム内でのシロキサンガスの発生は特に嫌われます。気化した低分子シロキサンが製品に付着しシリカとなることで、ハードディスククラッシュの危険性、レンズのくもりの発生を誘発する原因となってしまうからです。

弊社のクリーンルームラベル®は、3つの基本仕様を用意しており、その中のひとつにシリコーンフリー仕様があります。クリーンルーム内でシロキサンガスをはじめとするアウトガスの発生を嫌う場合においてのラベル使用時に、安心してご使用いただける仕様となっております。

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