《訂正シール》チラシやカタログの内容が一部変わってしまった…そんな時は訂正シールが便利
営業活動用に大量にチラシを印刷した後に、急遽、製品仕様の変更が入ってしまいました。すでにチラシは納品されています。変更になったのは、スペック表の一部分だけ。作ってしまったチラシの廃棄処分と内容変更しての再印刷は避けたいので、変更になった部分だけシールを貼って対応したいというご要望です。
訂正シールを使用して変更部分の内容を訂正。すでにある印刷物を無駄にしません。
- すでにある印刷物の一部分の内容を訂正するのに最適な訂正シール
- SDGsの観点から、訂正シールですでにある印刷物を無駄にしない
- 粘着剤に工夫あり。すでにある印刷部分が透けない訂正シール
- 訂正シールの材料は、すでにある印刷物の紙質に合わせて複数種から選択可能
- 訂正シールはチラシ、カタログ、封筒などによく使われます
ほんのわずかな変更には、訂正シールを使えば、今ある印刷物を無駄にしません
営業ツールとして常に一定の在庫を抱えているチラシやカタログ。事務所移転などに伴う会社情報変更、一部製品の仕様変更などで、全体のほんのわずかな部分に修正が必要な場合、すでにある印刷物を廃棄して新しくチラシやカタログを作り直すのはとてももったいないです。昨今さけばれるSDGsの観点からも、全体の面積の1パーセントにも満たない部分のために、すでにある印刷物を処分してしまうのは、望ましい選択とはいえません。
そんな時に有効なのが訂正シールです。変更したい部分だけを覆い隠すように、変更した内容を印刷したシールを作り、変更したい箇所に貼り付けます。住所部分、電話番号部分、使用材料が表記されている箇所といった、ほんのわずかな変更箇所の修正に、訂正シールは最適です。これなら、すでにある印刷物を無駄にすることなく活用することができます。
訂正シールの印刷内容は、文字部分修正用の内容で、黒色1色で文字を印刷するような内容のものが多いです。中には、カタログ掲載商品のパッケージが変わったため、新しいパッケージの商品写真をカラー印刷した訂正シールを作って貼るような場合もあります。
訂正シールは、グレーの粘着剤でもとある印刷の透けを防止
訂正用のシールを普通のシールの材料で作って使用すると、もともとある印刷部分が透けて見えてしまうため、見栄えが悪くなってしまいます。そして何より、読みづらくなってしまいます。
そのような透けを防止するために、訂正シールの粘着剤はグレー色をしています。グレーの粘着剤がもとある印刷部分の内容を隠蔽し、訂正内容がしっかり読めるようにしてくれます。
訂正シールの材質は、もとの印刷物の紙質に合わせて複数種から選択できます
訂正シールの材質は、グロス、アート、上質、ユポがあり、まれにネーマー(蒸着PET)と呼ばれる銀色のフィルム素材の表面を白色でコートした、白コートと呼ばれる原紙を使用する場合もあります。白コートの表面はマット調で、粘着剤はグレーではなく、アルミ蒸着の銀色の隠蔽性を利用して訂正部分を覆い隠します。これらの原紙から、すでにある印刷物の紙質に合わせて訂正シールの原紙を選択できます。
一般的なチラシやカタログなどは、コート紙と呼ばれる用紙が使われることが多く、その場合、訂正シールの材質はアートを選択していただくと、紙の風合いや光沢感が近くなります。
アートポスト紙のような、光沢感の強い紙を用いた印刷物用の訂正シールの材質としては、グロスを選択されると紙表面の風合いが近くなります。
上質紙を用いた印刷物の訂正には、訂正シールの材質は上質を選んでいただくと、紙質がほぼ同じですので違和感なく馴染みます。
グロス、アート、上質、ユポのどの場合でも、訂正シール用ラベル原紙の粘着剤はグレー色をしているため、その色が影響しラベル表面の白色が若干グレーがかっています。そのため、写真や背景色がある部分の訂正を行う場合、色合わせが困難で、色味の差が出てしまうという点はご承知おきいただく必要があります。
さまざまな印刷物の訂正に使用される訂正シール
訂正シールが使用されるのは、チラシ、カタログ、封筒などが多いです。訂正箇所は、文字だけしか印刷されていない部分が多く、今ある印刷物を訂正して、なるべく早く使用したいというような、比較的緊急性の高いものが多い傾向にあります。
訂正する箇所の面積は大小さまざまで、小さいものでは電話番号部分、一つの材料名のみなど、非常に小さいものから、ハガキくらいのサイズで、段落を丸々覆い隠して訂正するような場合もあります。
背景色が印刷された上に文字が印刷されている箇所の文字訂正に訂正シールを用いることもあります。この場合、訂正シールの背景ももとの印刷物の背景色になるべく合わせるように印刷しますが、前述の通り、粘着剤のグレーが影響するため、若干沈んだ、暗い方向の色味になってしまいます。この点はあらかじめご了承ください。
コート紙で印刷されたチラシに紙質を合わせた訂正シール
今回の案件では、すでに印刷が終わっているチラシがコート紙を使ったものなので、訂正シールの素材はアートを選択しました。
訂正箇所はスペック表内にあるため、文字と表の囲み罫線の一部を一緒に印刷しました。このように、印刷内容によっては、訂正箇所を文字ではなく部分で捉え訂正シールの製造を行います。訂正シールを貼る周りにもとの印刷がある場合、1〜1.5mmほど周りに余裕があると貼りやすさの面で扱いやすいです。
このように、もとの印刷内容や貼りやすさを考慮しながら、場合によっては訂正を含まない場所も含め、変更内容を「部分」として捉えた上で訂正シールを作る場合もあります。
仕様
素材の種類(紙) | アート |
---|---|
加工方法 | ハーフカット シートカット |
用途 | 部分訂正 |
印刷方式 | 凸版 |
接着剤 | 永久粘着タイプ訂正用 |
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