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複数の機能でセキュリティをさらに強固に《ハーフラミネート開封表示ラベル》

ハーフラミネート開封表示ラベル
物流会社様より、機密性の高い製品の不正開封を防ぐための開封表示ラベル・シール(セキュリティラベル・シールのひとつ)を作りたいとの依頼がありました。さらに、ラベル上に封印者印の捺印、封印日の記入ができ、捺印、記入部分は改ざんできないようにする機能が欲しい。加えて、管理のための連番可変印刷(ナンバリング)も必要と、多機能なラベルのご要望でした。

1枚のラベルで「不正開封防止」「署名の改ざん防止」「連番可変印刷による管理」

  • 不正開封を防止する開封表示ラベルでセキュリティを強化
  • ラベルに封印担当者のネーム印捺印と日付記入がしたい
  • ネーム印と日付は改ざんされないような対策を
  • 管理用に連番数字を印刷(ナンバリング)
  • 使いやすさを考慮したシートカット仕上げでの納品

ラベルを剥がすと文字が現れる「開封表示ラベル・シール」

はがすと文字が出現する「開封表示ラベル」

開封表示ラベルは、ラベルを剥がすと「開封済」や「VOID」の文字が現れるセキュリティラベル・シールです。製品の未開封証明、精密機器内部の重要パーツ部分などの封印に使用し、不正開封を防止することができます。シンプルかつ強力にセキュリティを向上させます。

「開封済」の文字がラベルを貼った側に残るタイプの開封表示ラベルを希望されたので、ベースになるラベル基材は、銀色の文字転着タイプ原紙を使用します。

今回使用するラベル原紙は、フィルム系の素材ですので、ネーム印のインクをはじいてしまい捺印できません。捺印ができるように、ラベル表面に何らかの処理をほどこす必要があります。

上質紙ラベル原紙を貼り合わせて捺印できる状態を確保

フィルム素材の開封表示ラベル原紙の表面を捺印可能な状態にするために、紙系のラベル原紙を貼り合わせることを考えました。貼り合わせる原紙はネーム印のインクが定着しやすいように、表面処理がなされていない上質紙のラベル原紙を選択しました。

捺印と日付記入がしやすいように、捺印するスペースの枠線と日付記入欄をあらかじめ印刷しておくこととしました。連番可変印刷(ナンバリング)も必要なので、ラベルの左側に可変印刷、右側に捺印・記入枠印刷を割り当てデザインを進めることにしました。

記入部分の改ざん防止のために、捺印・記入後にラミネートできる仕様に

捺印・記入部分を改ざんできなくする最も確実な方法は、捺印・記入後に、記入者がその部分を何かしらの方法でおおってしまうことです。記載内容が見える必要がありますので、透明な何かでおおってしまえる仕様として、ハーフラミネートという方法を選択しました。

ラベルの表面加工の一つに「ラミネート」というものがあります。ラベル表面に、粘着剤がついている薄い透明フィルムを貼りこむ加工です。ハーフラミネートとは、このラミネート加工の応用型で、薄い透明フィルムの半分は貼りこみ、残り半分は貼らない状態にして残す加工になります。文字で説明すると非常にわかりづらいため、図表を参照ください。図のような加工で、左半分の連番可変印刷(ナンバリング)部分はフィルムを貼りこみ、右半分はフィルムの台紙が残った、貼りこみされていない状態に仕上げます。

ハーフラミネート加工にすることで、捺印・記入後に、残った透明フィルム部分のセパレーター(台紙)をはがし、記入部分に自分でフィルムを貼りこむことができるようになります。記入部分は透明フィルムでおおわれた状態になり、書き換えなどの不正ができなくなります。

【図解】ハーフラミネート

連番可変印刷(ナンバリング)はプリンターを使った別工程で

ラベル左側に印刷する連番数字は、可変情報やバーコード等を出力できる専用ソフトを使用し、ラベルプリンターで印刷します。可変情報種を出力、印刷するための専用ソフトを使用しますので、ナンバリングの他にも、ランダムなシリアルナンバー、可変QRコード、可変バーコードなどにも、幅広く対応が可能です。

工程の順番を工夫し、多機能なセキュリティラベル・シールを製造

今回の仕様では、ベースになるラベル原紙への別原紙の貼り合わせ、捺印・記入箇所の枠(固定デザイン)印刷、管理用連番数字のプリンターを用いた可変印刷、ハーフラミネート加工、ラベルの形にするハーフカット加工など、印刷・加工工程が非常に多く、かつ、工程をどの順番で進めるかをしっかりと考え、組み立てる必要があります。

捺印・記入箇所の枠デザインを上質紙のラベル原紙に凸版印刷機で印刷。

固定印刷がなされた上質紙ラベル原紙を開封表示ラベル原紙に貼り合わせ。

貼り合わせが済んだ原紙に熱転写ラベルプリンターで連番可変印刷(ナンバリング)。

固定デザイン、連番数字が印刷された原紙にハーフラミネート、ハーフカット、シートカットの順で加工機にてワンパス加工(一つのラインで複数の加工を完結させる)。

このように、製造プランをしっかりたてることで、お客様のご要望を実現する、多機能なラベルの製造が可能になります。越後札紙は凸版印刷機、デジタルオンデマンド印刷機、加工専用機など、さまざまな設備を有しており、お客様の多種多様なご要望に広くお応えできる製造体制を整えております。さらに、これら設備を組み合わせ、機能性の高いラベルの製造、複雑な加工が必要なラベルの製造などさまざまな仕様のラベルを製造してきた経験とノウハウを蓄積しております。

こんなラベル・シールは作れないか? こんな加工は可能か? といった、ご要望やご質問がありましたら、お気軽に越後札紙までお問い合わせください。

ハーフラミネート開封表示ラベル 使用イメージ

仕様

素材の種類(紙) PET 上質紙
加工方法 ハーフラミネート ハーフカット シートカット仕上げ
用途 セキュリティ 管理
印刷方式 凸版 熱転写プリント
接着剤 永久粘着タイプ一般強粘

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