セキュリティシール・ラベル

不正防止や安全な取り引きのために特殊性能のセキュリティシール・ラベルで対策

安全性を担保する必要があるさまざまな場面において、特殊性能を持つセキュリティシール・ラベルの使用が効果的です。
たとえば

開封表示シール・ラベル(改ざん防止シール・ラベル／封印シール・ラベル)　文字転着タイプ(ポピュラーな開封防止セキュリティシール)

剥がしたラベル面と被着体側の両方に「開封済」または「VOID」の文字が発現し、剥がした痕跡が残ります。一度剥がすともとには戻せません。

シール・ラベルを剥がすと文字が出現し、開封したことを可視化することから、弊社では開封表示シール・ラベルと呼んでいます。このほかにもいろいろな呼び方があり、改ざん防止シール・ラベル、封印シール・ラベル、封緘シール・ラベル、開封防止シール・ラベルなど、製造、提供する会社によってさまざまです。呼び方は違いますが、機能はどれも同じものです。ネットで検索するとさまざまな言い方が出てきますが、混乱せずに、どれも基本的に同じ機能だとご理解ください。剥がすと文字が残るセキュリティシールというようにお問い合わせいただいても大丈夫ですので、言い方を気にせずお気軽にお問い合わせください。

剥がしたことがわかる開封表示ラベルは、未開封証明(商品の新品証明)、不正開梱防止、改ざん防止などに活用できます。

こちらのコラムで、より詳しく説明をしております。

最もポピュラーなセキュリティシール・ラベル「開封表示シール・ラベル(改ざん防止シール・ラベル)」 ラベルの中には、粘着面の性能、材料の性質などを利用してセキュリティ性を付加する、セキュリティシール・ラベルと呼ばれるものがあります。 特殊なインクで印刷をしたもの、特殊な表面加工 https://fudagami.co.jp/archives/31582025/11/21

開封表示シール・ラベル(改ざん防止シール・ラベル／封印シール・ラベル)　文字非転着タイプ(製品を汚さない開封防止セキュリティシール)

特殊積層構造のPETフィルム素材で、被着体に文字が残らず、シール・ラベル面だけに「VOID」の文字が発現し、ラベルが剥がされたことがわかるようになるシール・ラベルです。のり残りしずらい粘着剤を使用しており、パッケージなどの被着体に跡を残したくない場合に適しています。

一度剥がすともとには戻せませんので、未開封証明(商品の新品証明)、不正開梱など封印目的の他、真贋判定のための証明ワンポイントラベルとしても活用できます。

化粧品、医薬品等で、開封後にパッケージを汚したくないような場合のセキュリティシールとして文字非転着タイプの開封表示ラベルは最適です。

チェンジング・ダイ(特殊箔押し)

特殊な金属版で箔押しを施すことで、角度によって見える絵柄が切り替わるホログラムのような効果を持たせたシールです。

角度の異なる凹凸と反射による特殊効果箔押しなので、コピー機やスキャナーで複写することができません。不正コピー、偽造を防止することができます。

真贋判定、ブランド保護にも活用できます。見た目もキレイで特徴的なので、不正防止と同時に、見た目の印象を大きくアップすることができます。

ブラックライトシール・ラベル(偽造防止、真贋判定に適したセキュリティシール)

ブラックライト(可視領域より波長の短い紫外線等)の照射で反応(発光)するインクで印刷したラベルです。自然光下では印刷内容が見えません。コピー機やスキャナーなどによる不正コピーや偽造を防止できます。

真贋判定、機密性の高い製造品目の工程管理などにも活用できます。

「光る」を連想させるワードに、ブラックライトの他に「蓄光」や「蛍光」があります。シール・ラベルにも、ブラックライトシール・ラベル、蓄光シール・ラベル、蛍光シール・ラベルがあります。どれも「光る」をイメージさせますが、性能、性質は全く異なります。下記サイト内記事にて、それぞれの違いを説明しておりますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。

蓄光シール、蛍光シールと、ブラックライトシールの違い

易破壊・脆質ラベル

ラベル素材が非常にもろく、剥がそうとするとラベルが簡単に裂けたり、ボロボロに破壊されます。
この性質を、改ざん防止や封印などに利用して、セキュリティ性を高めることが可能です。

商品パッケージの留（とめ）シールとして使用《未開封証明、不正開梱防止》
缶、紙器などのパッケージの留（とめ）シールに利用することで、悪意ある中身の差し替えを防ぐことができます。留シールとして使用している脆質ラベルをはがそうとすると、簡単に切れてしまうので、ラベルを破損せずにはがすことが非常に困難です。留シールをはがして中身を入れ替え、留シールを貼り直すという悪質行為の防止につながります。

医療品、精密機器部品など、使用直前まで開梱、開封されたくないものの封印《封印、未開封証明》
バージン性が重要となる製品をパッケージする際、個装箱や製品を封入する袋の留シールに脆質ラベルを用いることで、簡易でありながら効果の高い安全性付加が可能です。

封印用途で、びん詰製品の封緘シールとしての使用も考えられますが、封緘シールは細長い形状のものが多いため、これを脆質ラベルの素材で製造し使用するのはあまりお勧めしません。素材が非常にもろいため、細長い形状では、取り扱いや貼り付けが困難になり、ラベルを台紙からはがす際や、製品に貼り付ける際に、ラベルが破損してしまう可能性があるためです。

表示ラベルに利用して、成分表示などの情報改ざんを防止《改ざん防止》
成分表示ラベルや製品管理用ラベルに使用することで、ラベルの貼り替えを困難にし、悪意ある情報改ざんを防止します。

ホログラムシール（意匠性を持たせながら偽造防止できるセキュリティシール）

光の反射により表面がキラキラと輝くホログラム紙を使って製造するシールです。
コピー機やスキャナーなどによる不正コピーや偽造を防止できます。
デザインとして活用し、見た目の信頼性や高級感をアップすることも可能です。