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陳列棚で目立つように商品名を箔押し 《箔押し日本酒ラベル》

ラベル・シール用語辞典箔押し
たくさんの種類の商品が並ぶ日本酒売り場の棚。それぞれのお酒は、より目立つように、商品ラベルのデザインで見た目を競い合っています。箔による光の反射で人の目を引きつけやすい箔押し加工を用い、店頭でひときわ目立つ日本酒ラベルを製造。その他のご要望にもきめ細かく対応しました。

お酒の名前を箔押し加工で目立たせます

ラベルシール製作にあたってのお客様からのご依頼、条件の内容

  • 売り場陳列棚で、より人の目を引きつけたい
  • 同銘柄の中でも高級なお酒なので、シリーズ間でのランクの違いを出していきたい
  • 冷で飲む飲み方がおすすめなので、冷蔵庫での保管を想定
  • ラベラーでの自動貼付ができる仕様で

以上に基づき、ロット、納期を確認のうえ素材、セパレーター、粘着材の選定と組み合わせを検討しました

加飾加工の定番、王道、箔押し加工

日本酒ラベル
銘柄の印刷を箔押しにして高級感を表現

瓶詰めされて売り場に並ぶ日本酒にとって、ラベルは銘柄、お酒のイメージを伝えるための大切な要素です。数多くの日本酒がひしめく売り場で、よりお客様の目を引くために、それぞれのお酒はさまざまなラベルデザインで競い合っています。

よりお客様の目を引くために、ただ印刷するだけでなく、加飾加工を加えることで他と差をつけることがあります。そんな加飾加工の定番かつ王道的存在が箔押し加工です。

金箔や銀箔といった反射の強い素材で、お酒の銘柄や背景の一部を箔押しすることで、よりお客様の視線を引きつけ、商品を手に取ってもらう機会を増やせることが期待できます。

キレイに箔押しをするためのしっかりとした調整

ラベル基材の種類、印刷の状態などによって、箔の「のり」が変わってきます。そのためキレイに箔押しをするには、さまざまな調整が必要です。

箔をラベル基材に転写するには、金属製の版に熱をかけ、箔に塗布された接着剤を溶かし、基材に押し付けるという方法をとります。
ラベル基材の種類によって表面の状態はさまざまです。キレイな箔押しのためには、金属の版にかける熱の温度調整が重要です。
さらには箔を押し付ける圧力の調整も大事な要素になります。箔ののり具合によっては、塗布されている接着剤の種類を変えたりなどの判断もしていきます。

箔押しの豊富な経験を活かし、キレイな箔押しのためのしっかりとした判断と調整を確実に行い、商品のイメージにふさわしい美しい箔押し加工をおこないます。

箔押し印刷の製造工程
箔押し印刷の製造工程

同銘柄のお酒の種類の違いをデザインで表現

お酒には、同じ銘柄でも「純米酒」「大吟醸」「純米大吟醸」などの種類があり、価格も変わってきます。
このような、同じ名前で種類やグレードが変わってくるものの表示には、最も基本的な方法として、大きくレイアウトされた銘柄のワキに「純米酒」や「純米大吟醸」といった表記をするというものがあります。さらにグレードの違いを出すために、銘柄の印刷を箔押しにして高級感を出すという方法があります。

キラキラして目立つというだけでなく、グレードの高さを表現する手段としても箔押しは効果的です。

冷蔵庫で保存するものに貼るラベルには適切な粘着剤の選択が必要です

冷蔵庫で保存するものに貼るラベルの粘着剤が、冷蔵保存を想定しない一般的な粘着剤だった場合、冷蔵庫に入れておくとラベルが剥がれてきてしまう恐れがあります。
なぜなら冷蔵庫内で冷やされた粘着剤が硬くなり、粘着力が低下してしまうからです。

冷蔵保存するものに貼るラベルの粘着剤は、冷やされても粘着力が落ちないものを選択する必要があります。事前に保管方法、展示・販売方法についてもお客様に十分なヒアリングをさせていただきました。

ラベラーでの自動貼付に対応する加工精度

箔押し印刷の目視による検査
繊細な調整と目視によるチェック

ラベルをセパレーター(台紙)から剥がして瓶に貼る作業を、連続して、自動的に、機械的に行うために、ラベラーというラベル自動貼付機を使用します。ラベル貼り付けを連続的に行うためには、ラベルは紙管に巻きつけられ、ロールという状態に仕上げられている必要があります。

自動貼付機で使用するラベルの加工で最も気をつけなければいけないのは、「ハーフカット」と呼ばれるラベルを指定の大きさにカットする加工におけるカット圧です。
ハーフカット加工は「刃型」と呼ばれるラベルの形をした金属の刃をラベル基材に押し付けて刃型の形に切断する加工で、刃型を押し付ける圧力が強すぎるとセパレーター(台紙)まで刃型が入ってしまい、その部分がラベルを剥がす際に折れてしまい、うまく剥がせなくなります。
逆に圧が低すぎると、きちんとカットされていない部分が出て「カス残り」という状態になり、ラベル品質を著しく下げてしまいます。

ラベル・シール製造における基本中の基本と言える加工ですが、非常に繊細な作業でもあり、調整には細心の注意と一定の技術、経験が必要となります。この基本作業ができているかできていないかがラベル品質を大きく左右します。

越後札紙は、数多い製造実績から、ハーフカット加工のノウハウを蓄積しております。さらに、製造前、製造中、製造後とチェック体制を整え、加工品質、精度のチェックを行い、高品質なラベルをお客様にお届けします。

仕様

素材の種類(紙) アート
加工方法 箔押し ハーフカット ロール仕上げ
用途 商品ラベル
印刷方式 凸版
接着剤 永久粘着タイプ 冷食用,低温対応

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可変情報印刷、セキュリティラベル・シール、極低温環境対応、物流用ラベル、商品ラベルなど、ご要望の多いラベル・シールの一例をピックアップ。製品資料と一緒にお送りします。

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