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カラバリ豊富で、表現の幅が広がる箔押しラベルの世界

箔押しシール・ラベル

シール、ラベルの代表的な加飾加工のひとつに箔押しがあります。代表的な例としては、日本酒ラベルがあり、お酒の銘柄を箔押しすることで、高級感や特別感を付加できます。

箔押しというと、金箔のイメージが強いですが、金の箔以外にもさまざまな種類(色)の箔があり、箔といえば金箔というイメージにとらわれない、表情豊かな表現が可能です。

箔押しの材料となる箔とは

箔押しシール・ラベル 箔押し 素材 材料
箔押しに使う材料はさまざまな色があります

本来の箔は、金、銀、銅などを薄く引き延ばし、シート状にした金属シートです。シール、ラベルや各種印刷物の加飾に使われる箔は、転写用の粘着層がある薄いフィルム基材に、アルミなどの金属を蒸着させたものです。これを蒸着箔といいます。キラキラしてメタリック感があります。その他に、顔料箔といって、転写用の粘着層がある薄いフィルム基材に顔料インクを塗布した、キラキラしていない色つきの箔もあります。

蒸着箔は、メタリック箔とも呼ばれ、キラキラと輝く素材なので、主に印刷物の加飾用途で使用されます。顔料箔は、隠蔽力が強い(下地の色が透けにくい)ので、黒い紙に白の印刷をしたいような場合に使用すると、インクが透けるために起こる下地の影響を回避でき、効果的です。

 

箔押しシール、ラベルの表現の幅が広がる、カラバリ豊富なメタリック箔

箔押しの定番、王道といえば金箔ですが、メタリック箔(蒸着箔)には金以外にもさまざまな色があります。どの色の箔を使用するかで、デザインの幅も広がります。弊社で作成した、各色の箔押しラベルサンプルの画像をお見せしながら、メタリック箔のバリエーションをご紹介いたします。

実物で見るさまざまな色の箔押しシール、ラベル

箔押しシール・ラベル 金箔
箔押しの定番色、金箔

【金箔】

箔押しと聞けば、多くの人がイメージする、定番中の定番色が金箔です。

金色の輝きは、高級感を演出し、黒地と組み合わせると、キラキラして派手であるのに、格調高い高級感を演出することができます。白地に金箔の組み合わせでも、すっきりとして爽やかでありながら、ラグジュアリーな雰囲気を演出できます。

表面のツヤツヤ具合によってツヤ金、ケシ金とあり、ツヤ金は通常の一般的なツヤツヤ感、ケシ金はツヤツヤ感が抑えられているものとなります。

箔押しシール・ラベル 銀箔
より硬質感、金属感のある銀箔はシャープな印象をあたえます

【銀箔】

金があるなら銀もあるでしょうといった感じに、銀箔も定番の色です。

金色が黄色系の色味で、膨張色(ぼわっとして実サイズより大きく感じられる)に括られるのに対し、銀色は収縮色に分類され、引き締まった印象の見え方をします。よりシャープでスタイリッシュなイメージが出しやすい箔といえます。

表面のツヤツヤ具合によってツヤ銀、ケシ銀とあり、ツヤ銀は通常の一般的なツヤツヤ感、ケシ銀はツヤツヤ感が抑えられているものとなります。

箔押しシール・ラベル 赤箔 レッド箔
メタリック感のある赤は、鮮烈なイメージで、個性的な表現が可能です

【レッド箔】

メタリックレッドの箔は、鮮烈なイメージで、ユニークな表現が可能です。

鮮烈なイメージを与える箔なので、使い方によってはどぎつくなってしまうきらいもありますが、デザインと使い所がマッチすると、非常に個性的で印象深い表現が可能になります。

例えば、赤ワインのラベルで、赤い下地を通常印刷した上に、レッド箔を押すことで、通常印刷部分と箔部分での光の反射のコントラストが生まれ、どぎついというイメージよりも統一感があり洗練された印象の方が強くなってきます。

箔押しシール・ラベル ホロピンク箔
蒸着箔だから可能なホログラム表現

【ホロピンク箔】

メタリックピンクにホログラムが加わった、ファンシーな箔素材です。見る角度によって色や光具合が変化します。

何色であろうと、メタリックな箔を押すこと自体が、偽造を防止する効果をもたらしますが、そこにホログラム効果が加わることで、さらに偽造しづらくなり、安全性がもう一段上がるという、デザイン性だけではない要素も持っています。

罫線や文字といった要素は、細い線で構成されているため、そこにホロ箔を使用した場合、ホログラム効果が発揮しきれません。ホロ箔は、面部分の多いグラフィック要素に対して使用すると、その効果がより発揮されます。

箔押しシール・ラベル ブルー箔 青箔
ブルー箔はシャープな印象が強い箔です

ブルー箔】

メタリックブルーの箔です。同系色で、サンプル画像のものよりも鮮やかな色味のスカイブルー箔もあります。

ブルー箔は、銀箔同様に収縮色系の色味になるので、シャープでキリッとした印象があります。同じ青系の箔にスカイブルー箔があり、こちらは、キリッとした中に爽やかさや透明感が強調された印象の箔です。

サンプル画像は、背景を青色印刷した上にブルー箔が押されています。このような同系色の組み合わせ、特に黒印刷とブラック箔の組み合わせは、インクが起こす光の反射と箔の光の反射の差が、反射のコントラストを生み、同系色でありながら箔のグラフィックが埋もれることなく、スタイリッシュな表現が可能です。

箔押しシール・ラベル グリーン箔 緑箔
フレッシュな印象のグリーン箔

【グリーン箔】

グリーン箔は、フレッシュさを感じさせる箔です。

サンプル画像のラベルは、青色印刷の上にグリーン箔を押しており、色の組み合わせから、グリーン箔がまるでタマムシのような不思議な印象を持った仕上がりになっています。グリーン箔は、白地に押すと非常に爽やかでフレッシュな印象になります。黄色地に押すと、非常に可愛らしく活発的なイメージの仕上がりになります。

2種類の箔を使うことで、さらにインパクトあるシール、ラベルに

箔押しシール・ラベル 2箔 箔2回押し
2箔使いでオリジナリティの高いデザイン表現が可能です

箔素材を2種類組み合わせることで、よりインパクトがあり、他と差をつける表現が可能になります。

画像のラベルは、背景を薄ピンクで印刷し、格子模様の部分を銀箔押しで金網風に表現し、メインビジュアルの大きなグラフィックをピンク箔押ししています。その際、2種類の箔が正しい位置関係にあり、ずれないように、微妙な調整をともなう高い技術力が必要となります。

弊社では、数多くの箔押しラベル製造の実績があり、ノウハウ、技術を蓄積しています。こんな箔表現ができないかといったご要望がこざいましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

箔押し加工(ホットスタンプ)の仕組み

箔押しシール・ラベル 加工機
箔押しをおこなっている加工機の様子

金属でできた版に熱を加え、その版で箔をシール、ラベルに押し当て、圧力をかけて転着させる加工のことを「箔押し」といい、熱した版を押し当てることから「ホットスタンプ」とも呼ばれます。

シール、ラベルの箔押しに使用される箔は、透明フィルムにアルミなどの金属素材を蒸着した上で、熱で溶け出す仕組みの粘着層を加えたものです。温めた金属凸版を箔に当てることで、金属凸版の絵柄部分の粘着剤が溶け出します。その箔を金属版ごとシール、ラベルに押し当てることで、箔が転着される仕組みです。この加工を行う場合、平圧式の加工ユニットが必要となります。平圧は稼働部が上から下に動く仕組みになっており、この上下動によって箔が印刷物に押し当てられます。この機構は箔押しだけでなく、全抜きと呼ばれる加工にも適しています。

箔による加飾加工の方法に「コールド箔(コールドスタンプ)」と呼ばれる方法もあります。この方法は、印刷物に箔の図柄の粘着剤を印刷の容量で塗工し、それに箔を押し当てて転着させる加工です。熱を加えることなく常温で加工することから、ホットの反対のコールドという名前がついています。この加工は印刷の要領で箔加工ができるため、複雑で細い罫線、グラデーションといった、ホットスタンプでは再現が難しい箔表現を行うことができます。使用する箔の性質もホットスタンプとは異なり、ホットスタンプ用の箔よりキラキラ感が劣ります。また、それ専用の加工ユニットが必要となり、かつ大量加工向き、技術的にも成熟しきっていないということもあり、設備導入のハードルが高く、シール、ラベルの世界では、ホットスタンプほど普及していません。

弊社は、ホットスタンプによる箔押し加工をおこなっております。

箔押しに使う金属凸版

箔押しシール・ラベル 箔版 箔用の金属版
箔押しに使用する金属製の凸版

箔押し用の金属凸版のことを箔版といいます。画像の箔版は、このコラムで掲載している箔押しラベルを作るために作成したものになります。箔で表現したいデザイン部分が飛び出している、金属製のハンコです。

箔版を作成する金属には、亜鉛または銅が使用されます。多くの場合は亜鉛でできた箔版を使用しますが、箔がのりにくい素材(フィルム和紙など)を使用する場合には、銅でできた箔版を使用します。

箔がのりにくい素材の場合に銅の箔版を使用するのは、亜鉛より若干硬質、かつ熱伝導率が良いという理由からです。熱伝導率が高いことで、亜鉛に比べ粘着層がしっかり溶け、より粘着性が高い状態で箔が素材に押し当てられるようになります。また、亜鉛より硬質であることから、箔のエッジがたちやすいということがいえます。この2つの要素によって、箔がしっかり転着され、転着されない不要部分の箔ときれいに分離しやすくなることで、箔ののりにくさを解消してくれます。

 

箔押しには、繊細な調整技術が欠かせません

箔押しシール・ラベル 製造の様子
箔押し加工中の様子

箔押し加工には、製造装置のさまざまな調整が必要となってきます。調整が必要な項目として、箔版の温度調整、箔版を押し当てる圧力調整、箔を押す位置の調整、加工スピード調整などが挙げられます。

箔版の温度が低いと粘着剤がしっかり溶けず、箔ののりが悪くなります。逆に高すぎると箔押し部分の輪郭が余計に溶け出し細い線などが太くなってしまいます。

箔版を押し当てる圧力が低すぎると、しっかり箔がのりません。圧力が強すぎると、場合によってはラベル側の素材を痛めてしまう可能性があります。

箔を押す位置がずれていると、元の印刷と位置関係がずれてデザインの質を損ねてしまいます。

加工スピード調整は、ラベルを送り出すスピードの調整で、送り出しスピードが早すぎると、箔が定着する前にラベルが動いてしまい、箔がきれいにのりません。また、スピード調整には、箔を送り出すスピードをラベルを送り出すスピードと合わせる調整もあります。

そのほかに、箔版を打ち付ける土台部分を柔らかい材質にするか、硬い材質にするかの選択もあります。また、箔は同じ色でも粘着剤の性質が違うものが用意されていて、箔押しするラベルの材質によって箔の粘着剤の材質選定を行う必要が出てくる場合もあります。

このように、多岐にわたる調整や選択を行いながら箔押し加工は進められます。

箔押しシール、ラベルの依頼はシール、ラベル印刷製造のプロへ

越後札紙は、酒どころ新潟に会社があることから、箔押し加工の日本酒ラベルを多数手掛けてまいりまいた。
その中で、箔押しに関する豊富な経験とノウハウを蓄積してまいりました。

箔押しラベルに関するお問い合わせ、ご相談は、お気軽に越後札紙へお声がけください。
シール、ラベルのプロフェッショナルとして、ご要望に最適なご提案をさせていただきます。

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