作業時のダメージ要因、識別効果を考慮《自動車パーツ管理用ラベル》

自動車部品メーカーの工場内で、左右の違いがあるパーツの保管および組み立て工程時にスタッフが間違えないよう、左右を明示する工業用ラベル・シールのご相談を受けました。
剥がれにくく、剥がす際には一度できれいに剥がせる作業時確認用ラベル・シール
ラベルシール製作にあたってのお客様からのご依頼、条件の内容
- 金属製(鋳鉄またはアルミ合金)のパーツ本体に貼付
- 文字表示のみで左右を明確に識別できること
- ラベルを貼ったまま作業できること
- 作業時にラベルが破損しないこと
- 組み立て直前または完了後にラベルをきれいに剥がせること
以上に基づき、ロット、納期を確認のうえ素材、セパレーター、粘着材の選定と組み合わせを検討しました
作業時のダメージ要因、識別効果を考慮
被着対象は鋳鉄製あるいはアルミ合金製の金属パーツ。油分、摩擦などがラベルにダメージを与える可能性があることを考慮し、油のしみこみ、部品同士の擦れによる破れが発生しにくい素材を検討しました。
剥がす際に破れにくく、一度で簡単に剥がすことができることも、作業効率上重要な要件。破損や剥ぎ残しにより、ちぎれた部分が部品に残ると作業性の著しい低下を招く恐れがあるためです。
また、ラベルシールの印刷内容によりパーツの左右が瞬時に左右が識別できるよう、パーツ本体の色と混ざって埋没することのない白PETを採用しました。
剥がす際の不安要素はラベル素材で担保し粘着性を重視
剥がしやすさを重視して弱粘再剥離糊を選択すると、パーツの形状やパーツ表面の凹凸により剥がれる危険があります。今回は素材選定で破れにくい白PETを採用し、剥がす際の不安要素は担保できたため、作業完了までの間、確実に張り付いていることを重視し、強粘着糊(永久粘着タイプ)を選定しました。
白地に黒文字をはっきり印刷
凸版印刷は、凹凸のある樹脂の版にインクをつけ、それをラベル基材に押し当ててインクを転写させることでデザインを印刷します。原理としては印鑑(ハンコ)や浸透印(シャチハタなど)と同じです。
印刷の際に、印圧と呼ばれる、樹脂凸版をラベル基材に押し当てる圧力や、インクの盛り量(どれくらいの量のインクを出して印刷するか)などの調整が適切にできていないと、たとえスミ(黒)1色の文字だけの印刷でも、色が濃い部分と薄い部分が出てきたり、文字がつぶれたり(凸版が押し当てられすぎたり、インクの量が多すぎたりして文字が太くなったり、細かい部分の隙間が埋まってしまう現象)してしまいます。
越後札紙では、ラベル製造機の適切な調整はもちろんのこと、
調整後の製造前チェック、製造中の途中チェック、製造後の最終検品と、不具合を出さないためのチェック体制を整え、お客様にご満足いただける品質のラベル・シールを製造し、お届けいたします。
仕様
素材の種類(紙) | PET |
---|---|
加工方法 | ハーフカット シートカット |
用途 | 表示 |
印刷方式 | 凸版 |
接着剤 | 永久粘着タイプ一般強粘 |
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